「背中を託してもいいですか・・・・・?」 そういった彼女の背中はとても小さかった・・・ Recollection キィっとドアを開ける音がした。 「リザ?」 そこには、リザが立っていた。 「どうかした?」 「・・・・・。」 呼びかけても彼女は何も答えなかった。 しばしの沈黙が続く・・・・・ すると彼女が急に口を開いた。 「あなたに・・・この背中を・・・・・・・・・・・」 そういって彼女が俺に見せたものは、背中に彫られた練成陣だった。 「君は・・・・・・・」 こんな小さな少女が・・・こんな小さな背中に・・・・こんなものを背負ってたなんて・・・・・・ 私は、そっとその背中に触れた。その背中は、震えていた。 「・・・あなたに・・・・このせなかを託してもいいですか・・・?」 「っ・・・・!」 思わず彼女を抱きしめた。 「ま・・・マスタングさん・・・・?」 「っ・・もう・・1人で背負わなくていい・・・・これからは、俺も一緒に・・・・背負う・・」 泣いていた。彼女も俺も。 「っ・・・・ありがとうございます・・・・ロイ・・・・」 そういうと彼女は、微笑んだ。 俺も彼女につられ笑っていた。 「いさ・・・たいさ・・・・大佐!!」 「わっ!?」 「ここで寝たら風邪引きますよ!!」 「・・・リザ・・・」 机を見るとカップが2つ置いてあった。 「誰か来てたのか・・・?」 「ええ・・・エドワード君が・・・イシュバールの話を少し・・・・」 「そうか・・・・」 「・・・・あの時・・・・」 「えっ・・?」 「あの時・・・父が亡くなった日・・・マスタングさんは、一緒に背負ってくれるといいましたよね・・・この背中を。」 「・・・・・。」 「私救われたんですよ・・・あの・・ロイの言葉で・・・」 彼女は、あの時のように微笑んだ。 あぁ・・そうか今も昔も・・・・ 「救われたのは、私だよ・・・」 そういうと彼女を抱きしめた。 救われていたんだ・・・あの時も・・今も・・・彼女の笑顔に。 *泉ちぐさ様より頂きました* 相互記念小説という事でいただいたものの1つですvv有難う御座いますーvv 新堂からのリクが「若ロイアイ」(だった筈;)という事で甘〜い2人を書いて下さいました! 新堂も、エドがリザさんのところに来た時、増田もこっそり居たんだと思うんです!もえ! 「マスタングさん」呼び大好き! ちぐささん、本当に有難う御座いました! back
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